Hey!Say!JUMP ポップすぎて振り落とされた楽曲選手権 2016年上半期版
遅ればせながら、「真剣SUNSHINE」発売おめでとうございます。
キミアトラクションから早くも半年経っていたことに驚きました。その間に初の単独カウコンやJUMPingCARnivalDVDとコンスタントに供給があったせいか…年々体感の時間感覚が加速しているのか…
発表になった時点でツイッター等のSNSで話題に(?)なった「真剣SUNSHINE」(※マジサンシャイン)というタイトル。
わざわざ正しい読み方の注釈が…付いとるな…と、ざわついたのはアラサーのJUMP担だけではないはず。
CM曲にもなっている今回のシングル、PVの速報が流れた朝の情報番組にかじりついてチェックしてみると
♫ 『真夏がお前を責めたって 俺が守るよ ChaChaCha』
ちょ、ちょっと待って
ポップすぎて思いっ切り振り落とされた
ChaChaCha……?それはどこから発生した…?
そこまでにChaChaChaにつながる伏線があったのか?私はおめおめとそれを見落としたというのか?
いやいや、バリバリのSUMMERソング、JUMPで今まであまりなかった季節感をかなり前面に押し出した一曲。ハイテンションでノリノリなのはフレッシュでいいじゃないか。
♫ 『My Sweet Honey Honey 唯一無二』
ちょ、ちょっと、え?ちょっと待って
このポップさに振り落とされて呆然としているのは私だけなのか?
ついこの間までKAT-TUNの10周年コンサートの余韻を引きずってバリバリロックな曲ばかり聴いていたからなのか?
それとももう歳なのか?
というわけで、先日拝読させていただいたこちらの記事に感銘を受け、個人的にHey!Say!JUMPの楽曲で「ポップすぎて振り落とされた」と感じた楽曲を同様にご紹介したいと思います。
ちなみに以前、カラオケでNEWSのKAGUYAを熱唱した際に『SAGAッSAGAッ』の合いの手に力を入れすぎてTシャツの襟もとが伸びてクッタクタになったことがあります。
シングル16枚(内4枚が両A面なので20曲)をすべて紹介するとかなり長くなってしまうので、特にコレはというものをご紹介したいと思います。
第5位 「冒険ライダー」
3枚目のシングル、両A面として発表されたこの曲。
何と言っても
♫『冒険ライダー さあ未来だ!』
この曲のレベルが高いところはこの「さあ未来」という歌詞が実際に音源だと「サムライ」と意図しているように聴こえるところですね。
サムライダー!とあえて歌っているとして、その後に「裸の僕らの道は 宇宙まで 繋がっているから」と続くところが、何言ってんのかわかんないけど「侍」っていうならせめて服着て、と一瞬冷静になるところがポイントです。
しかし韻を踏んでいて覚えやすい歌詞と、ライブではとても盛り上がる点から、5位です。
第4位 「Come On A My House」
バーモントカレーのCM曲にもなっていたので耳にしたことのある方も多いと思います。
この曲でただ聴き流すだけではわからない歌詞のポイントが
♫『Come On A My House「彼が好き?」(JUMP!JUMP!)」』
『Come On A My House「ボクが好き?」(JUMP!JUMP!)』
と問いかけるかぎかっこが付いていて、囃し立てるかのようなJUMP!JUMP!の掛け声があえて歌詞になっている点。(個人的には、こうしてかぎかっこが付いていた方がライブでの合いの手のポイントが分かって好きです)
そして極め付けが
♫『華麗に ダンスJumping Love』
本当に君が好きだ!と熱烈に伝えようとしていたのにそこでなんで踊り出すのか、踊り出さねばならない理由があったのか、やけくそになってあえて踊り出したのかは定かではないところです。
しかし、それほどまでにカレー(※華麗)を歌詞に練り込まなければならなかったのでしょうか……チュムチュムはインドをあれほど世界観に押し出しながらタイアップはないというのに……大人の世界とはなかなか業が深いですね。
第3位 「Chau#」
楽曲を聴いたことのある方ならお分かりかと思いますが、この曲、キラッキラアイドル路線を爆走するJUMPを象徴するような、とても良曲です。
それなりに社会の苦さを実感している大人であれば、PVも「こんなかわいい二足歩行の生き物がほとんど同じ標高に存在しているなんだ嘘だ(※同じ人間とは到底信じられない)」と砂を吐くかわいさです。
そこそこいい大人にこそ見て欲しいPVです。
ただ、歌詞だけに注目してみると
♫『Everybody jump!jump!jump! ハジけとんでっChau#』
『いつだって yeah!yeah!yeah! トキメキFlavor 甘フワな時間を君と…』
『クセになっChau#』
断言します。これぞアイドルです。
最早言葉は必要のないレベルです。
天才です。
第2位「ありがとう〜世界のどこにいても〜」
あえて先に申し上げます。大丈夫です、5回聴けばクセになります。
世界中の「ありがとう」が歌詞に埋め込まれており、曲調がなかなかクールで、間奏のダンスからもわかるようにとてもスタイリッシュな曲なんですが、
♫『エキサイティング!スパシーバ! スパイムービーワンダホーで』
『Wow Wow Wow Wow I LOVE YOU『ありがとう』』
ちょっとまって
ちょっとまって聴き取れなかった(初見のわたし)
歌詞カードを見てもう一度聴くと、更に謎は深まるばかりです。
スパイムービーは確かにワンダホーだし、
セクシーなファッションにグラっとくるのもわかります。
第1位 「ウタウタウ」
2枚目のアルバム、JUMP WORLDに収録されているHey!Say!7の楽曲ですが、なんといっても信じられないのが
歌詞の9.9割が「う」と「た」だけで構成されているということ。
♫『ウタウタウ ウタウタタタウタウ」
メロディーに合わせると、
『ウッタ ウターウータ ウタッタッターウターウ』
????
???????
メロディが入らなければ歌詞を見てもほとんどどこに区切りがあるのかわからない。
正直、何度聴いても、どこまでがAメロ〜サビとして捉えたら良いのかまったくわからない。
あまりに衝撃の曲すぎて、あとはシングルで揃えているにも関わらずこの1位だけは譲れませんでした。
曲を聴き終わったあとに、一度CDを取り出して読み込み直し、本当にデッキもしくはディスクが破損してリピートされているのではないのかと確かめる作業をするくらいには衝撃。
思わず豪快に笑って「めっちゃかわいいやん」と声に出して天井を仰ぐくらいには衝撃。
そう、このトンチンカンな曲が7にバッチリはまっていて、最後に残るのが「かわいい」だけであることが、私が思うに魔法か洗脳かのどちらかです。
あと、ひとつだけ「ネ」が入るのですが、「そこ最後まで貫き通さんのかい!」と思わず関西人なら突っ込んでしまうオチも備えている。すごい楽曲です。一周回ってものすごい芸術性の高い楽曲なのではと思えてきます。
ぜひ、一度「ウタウタウ」で歌詞検索をしていただきたいと思います。
それぞれに人生のうちで慣れ親しんだ「う」と「た」の、ゲシュタルト崩壊を存分に味わえます。
ざっくり5曲だけ紹介させていただきましたが
大人の色気とカッコよさのSMAP、未だ現役バリバリのダンスナンバーとバラードの差が魅力のV6、バンド好きや男性も取り込むガツガツのロックKAT-TUN、ソロとしての楽曲の幅広さが素晴らしい山下智久と、どちらかというとクールな楽曲が好みな私からしても
デビュー当時から鷲掴まれて離れられないJUMPの魅力といえば、彼らの年齢に合わせて楽曲も成長していく点だなとあらためて思います。
真剣SUNSHINEも、一度は振り落とされたものの、聴けば聴くほどクセになるのがジャニーズの楽曲の怖いところ…
今年のツアーに参戦できれば、全力でChaChaCha!も叫びたいと思います。頑張ります。